手のひら大に詰まった軽やかさ/不室屋の「ふの福袋」
年始のものは年始っぽさのあるうちに書いておきましょう。
金沢の初売りでは福袋もひとつ購入しました。福袋なんて何年ぶりかなあ。
以前こんな記事を書きました。
この「宝の麩」や賞味期限が当日中の「麩まんじゅう」、それにサクサクが止まらない「おやつ麩」も買わないとねー、と不室屋さんに向かったところ、店頭には見慣れないピンクの袋が。
手のひらサイズだし、お麩なので持ち上げてもふわっと軽いし、何より贔屓のお店の縁起物。これも購入してみました。お値段は税込1,000円。
中身はこのとおり。袋の紐が結べるぎりぎりまで目一杯入っていました。お麩も割れ物だし、詰める人は大変だったんじゃないかなあ。
次々と取り出すと、定番のお麩や華やかな加工麩。「宝の麩」は年始にだけ販売されている「福うめ」です。
左下のリーフレットには、それぞれのお麩の調理法が載っています。あれこれ使っておいしいもの作ろう。「お麩研究部」のレシピを参考にしてもいいかも。
***
学生の頃は好きな服屋さんの福袋を買って中身を友人や親類と交換したりもしたけれど、最近は「わくわく感」よりも「好みでないものの使い道に悩む面倒さ」が勝って、滅多に買わないようになりました。
その頃には興味がなかった食品の福袋。現実的で生活感があるかもしれませんが……大人になった、と言い換えておきます。大人の生活のわくわくを買うのも悪くないですね。