音楽と猫が好きな人ならば。/ミュージック・マガジン の 「猫ジャケ~素晴らしき“ネコード”の世界」
書名になっている「猫ジャケ」とは、レコード・CDのジャケットに猫が取り上げられたもの(=「ネコード」と本書では命名されています)。これだけ大特集した本は、ひょっとして日本初かも?
レコード・コレクターズという老舗音楽誌の増刊号だけあって、銘打たれている通り古今東西の猫ジャケだらけ。出版当時にタワーレコードで見かけてそのままレジ直行でした。
100ページ強、200枚の猫ジャケと、猫を愛するミュージシャンのインタビュー(エンケンさん!)、名作猫ジャケの作成秘話(スピッツ「名前をつけてやる」ほか!)などなど。猫ジャケ愛と猫愛がすばらしい一冊です。
…と紹介しておいてなんですが、この「猫ジャケ」は各所でとっくに品切れ/再販されていないようで。2013年9月現在、定価1500円に対して某マーケットプレイスでは4000円以上の値が付いています。
「猫ジャケ2」も、もう新品定価での取り扱いがありそうな店舗はごくわずか、と知って大至急注文しました。
調べた限りではAmazon、楽天、タワーレコード、HMVあたりのオンラインでは見かけましたが(ほぼ在庫切れ…)、書籍ルートにはほぼ流通させていなかった本のようです。ちょっと残念。音楽雑誌の廃刊・休刊の続く中ですし仕方ないですね。
※訂正※「猫ジャケ2」は発行元さんによると在庫、お取り扱いあるとのこと。大変失礼いたしました。そしてご指摘ありがとうございます。自分用の他にプレゼント用も仕入れておこうかな…
ミュージック・マガジンの増刊などの本は、「無人島レコード」シリーズ(無人島に1枚だけ持っていくなら?という問いに音楽好きの方々が答える)然り、ジャケットを視覚的に楽しんだり、愛聴盤に対する色々な人の文章を読んだり、音楽好きにとっては音楽の音以外の部分も楽しいわけで。こういった良書はもっともっと日の目を見て欲しいなーと思わずにはいられません。
http://musicmagazine.jp/published/index.html
「猫ジャケ」と黒猫の素敵な2ショットが掲載されたブログも発見したので、メモ。
ちなみにこのエントリは、ロンドンから冴えた猫ジャケを連発するバンド・The Milkの「Tales from the Thames Delta」を聴きながら書きました。EUみやげで貰った当たり盤。
身近な人が海外に行ってくる際には、いつも「現地のCDショップでオススメされている CD」をリクエストしています。こんな話も、いずれ気が向いたら。
いろいろ脱線してしまいましたが、この本たちは見かけたら買い!ですよー。
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